目には見えない臭いを消すために取り組んだ日々

家族に指摘されなければ分からなかったワキガ

私がワキガだとわかったきっかけは、家族に臭いを指摘されたからです。それまではワキガがしても、他人の臭いが漂っているのかと思い、さほど気には留めていなかったです。けれども家族に面と向かって言われると、ワキガを抱えている自分が恥ずかしくなり、この状態を改善せねばと強く思いました。身内である家族は、ハッキリと伝えてくれるから良いけれど、他人はどの様な思いを抱くのか分からなかったからです。目をそらされたり無視されたりするのも辛い、自分の知らない場所でワキガを指摘されるのは辛いと感じました。そしてワキガの改善に向け自分に合った方法を模索するため、リストアップして目標を定めました。どれが自分に合うのか分からなかったので、とりあえず片っ端から取り組みました。

ワキガの仕組みを知ることで見えてきた治療法

まず取り組んだのは、自宅で簡単に出来るワキガ改善法と、ワキガの仕組みを知ることでした。全ての人が対象では無いけれど、ワキガは親の遺伝も影響すると知り、家族のこれまでを思い返しました。振り返った結果、父親もワキガがきついため、この遺伝を受け継いだのかなと思いました。また耳垢が湿っている人もワキガになりやすいと知り、なぜだろうと本をしっかり熟読しました。耳垢が湿っているという症状は、体が常に新陳代謝を行っているため、汗を掻きやすい事を意味していました。昔から汗っかきで、耳内が常に湿っている私は、当てはまる事が多くてドキッとしました。けれども遺伝の影響と分かっても、何も変える事は出来ないため、自宅で取り組める改善法を始めました。それは食事改善であり、ワキガが発生しにくい食材を積極的に摂るよう心掛けました。

徹底した食事改善が大きな成果をもたらした

人間の体は絶妙なバランスで成り立っており、このバランスが崩れると不調和が生まれます。ワキガの場合も同じで、通常は弱アルカリ性の体が、活性酵素の働きにより活発になって酸性化します。体の酸化は、病気を引き起こし老化を進行させ、ワキガを発生させます。体が酸化すると臭いが強くなるため、アルカリ性に傾ける必要があります。そこで効果が期待できるのが、梅干しやこんにゃく、酢や緑茶、野菜や大豆等の食材です。これらを毎日バランス良く摂取し、長年の悩みであるワキガも少しずつ良くなりました。それでも良くならなかった場合は、美容形成外科の利用も検討していました。保険適用が可能な手術もあるため、金銭的な負担を軽減できるなら、受けてみたいと思いました。

直視下剪除法という名前のワキガ手術の方法と治療の流れについて

コンプレックスだったワキガを手術で治しました

 私は今から半年位前に直視下剪除法という名前のワキガ手術を受けました。ワキガ手術を受けることについては何の迷いもありませんでしたが、ワキガ手術の方法を決めるのには結構長い時間がかかってしまいました。私が手術を受けたのは、ワキガ治療だけを専門に行っている個人クリニックです。初めて受診した時に、お医者さんから、ワキガ手術の方法の細かな説明を受けました。レーザーを照射して汗腺を焼く方法や、腋の下に汗を止める注射を打ったりする方法があると教えられ、どれを選ぶべきか、かなり迷いました。最終的に、ワキガの再発率が一番低いと説明された直視下剪除法による手術を選んだわけですが、私の選択は間違っていなかったと大満足しています。ちなみに、保険が適用されたので、それほど高額の費用はかかりませんでした。

どのような治療の流れだったのかを簡単に説明します

 私が受けたワキガ治療の流れを、簡単に紹介させていただきます。まず、初めてクリニックを受診した日は、診察とカウンセリングだけで終わりました。その場で手術方法を決めることができた人は、手術日の予約を入れてから帰宅することになります。でも、私の場合はその日は態度を保留したままで帰宅し、1週間後にクリニックに電話をかけて手術日の予約を入れました。当日、予約した時間にクリニックに到着すると、すぐに別室に案内され、用意してあった手術着に着替えるように言われました。着替えが終わると看護師さんが手術室に連れていってくれました。手術台に横たわった時はさすがに緊張しましたが、お医者さんが「痛くないから大丈夫ですよ」とニコニコしながら声をかけてくれたので、少しリラックスすることができました。麻酔の時間も含めて、手術にかかった時間は2時間位でした。また、手術後は割りとすぐに帰宅することができました。

私が受けた直視下剪除法という名前の手術について

 冒頭でも述べたように、私が受けたのは直視下剪除法という名前のワキガ手術です。ごく大雑把に言ってしまうと、腋の下にメスで3cm程度の切れ目を入れ、そこから皮膚をひっくり返し、汗腺をハサミのような器具で切っていく手術です。お医者さんが汗腺を1つ1つ自分の目で確認しながらパチンパチンと切っていくわけですので、ある意味でとても原始的な方法です。でも、取りこぼしをなくすことができるため、ワキガが再発しにくくなると説明されました。お医者さんが言っていたように、麻酔のおかげで手術中は全く痛くありませんでした。帰宅後に麻酔が切れてからはジワーッとした痛みが起こりましたが、処方されていた鎮痛剤を飲んでやり過ごすことができました。とける糸で縫合されたので抜糸の必要はなく、術後1ヶ月程度でほぼ普段通りの生活に戻ることができました。ワキガの嫌な臭いが全く起こらなくなったので、手術を受けて本当によかったです。